とつぜんですが、あなたは英語学習に興味がありますか?
日本では英語学習の必要性について以前からずっと語られてきており、実際英語を勉強する人も多いですよね。
わたしももれなく英語を勉強し、ワーキングホリデーでカナダに1年滞在していました。
さて、キャリアを築くうえでも必要とされている英語。
わたしは渡航前、歯科衛生士として日本で6年間働いていました(なお、現在は復職しています)。
ワーキングホリデーで海外に行くために英語を勉強し、海外に実際に住んでみた経験から気づいたことがあります。
- 歯科衛生士だけど、今後英語は必要なのかな?
- 英語を勉強して役に立つことってなんだろう?
そんな悩めるあなたのため、
今回は、歯科衛生士として働くうえで英語は必要なのか?ということについて書いていきます。
Contents
歯科衛生士に英語力は必要?キャリアにプラスになる?
悩めるあなたにまずお聞きします。
あなたの英語学習の目標は、仕事のキャリアアップの為なのか、コミュニケーションをとるための手段なのか、どちらですか?
歯科衛生士としてキャリアアップのために英語を勉強したい
キャリアアップのために英語を勉強しているというあなた。
結論から言うと、歯科衛生士として英語が必要かについての答えは「英語が話せればいいけど、なくても大して困らない」ということになります。
在留外国人の国籍のデータから判断する
こちらは、法務省が出している在留外国人数についてのデータです。
令和元年6月末現在における在留外国人数について
1. 中国 786,241人
2. 韓国 451,543人
3. ベトナム 371,755人
4. フィリピン 277,409人
5. ブラジル 206,886人
このデータを見てわかるように、英語圏からきている外国人はTOP5にも入っていません。それだけ英語でのコミュニケーションを必要とする対象者は少ない、ということです。
このデータを見ると、英語を勉強するよりも、むしろ中国語や韓国語を勉強したほうがいいように思います。
さらにいうと、歯科医院の対象としている患者さんは、日本国籍のある人、もしくは日本に在住していて保険に加入している人がほとんどです。
外資系など、海外と取引するような仕事であれば英語のスキルは必須ですが、日本国内に診療所があり、日本人や日本在住者を対象としている企業であれば、英語は必要ないといえます。
日本に短期で滞在している人であれば、共通言語は英語になる可能性が高いですが、その相手が日本に長期で滞在しているのであれば、英語はそこまで必要ではありません。
というのも、わたしが海外に住んでいて実際に思ったことですが、他言語圏に住んでいると、生活していくうえでどうしてもその国の言葉を覚えないと生活できないのです。
それは、日本に来て長期で滞在している外国人も同じ。
日本に長期で住んでいるなら、きっと自分で部屋や仕事を探したり、役所で手続きをしたりと、必ず日本語を使っているはず。
さらに日本はグローバル化を掲げてはいますが、シャイな性格上、英語を積極的に話す人の数は少ないといえます。
そんな中で生活していたら、否が応でも日本語を話せるようにならざるを得ないのです。
在留外国人の滞在する都道府県から判断する
今度は、こちらのデータをご覧ください。
令和元年6月末現在における在留外国人数について
1. 東京都 581,466人
2. 愛知県 272,855人
3. 大阪府 247,184人
4. 神奈川県 228,029人
5. 埼玉県 189,043人
このデータからわかるのは、在留外国人は都市部に住む傾向があるということ。
当然、都市部のほうが仕事も多いうえに、地方と比べて環境が整っていて生活しやすいためです。
それは、あなたは都市部で生活したい派なのか、それとも地方で働きたい派か、どちらなのかということです
歯科衛生士として英語を使って働きたいのであれば、必然的に都市部で働くことになります。それだけ英語を話す機会に多く恵まれるからです。
地方で英語を使って衛生士として働くこともできなくはないですが、どうしても都市部と比べると頻度は少ないでしょう。
あなたがどれだけ英語を使って仕事をしたいのかによって、場所の選択は変わってきます。もしくは、どこで働きたいかによっても、英語をどこまで頑張るべきかの基準になります。
今回は歯科衛生士として英語を学ぶことについて書いていますが、英語を使って仕事をしたいのであれば、他職種を選ぶという選択肢も出てきます。
どういう場面で英語を使いたいのか、再度考えてみましょう。
コミュニケーションのツールとして英語を勉強したい
今度は、歯科の場面ではなく、英語を話す患者さんと会話することが目的だったり、仲良くなりたい人が英語を話すから話せるようになりたい、という理由で英語を勉強する場合。
わたしが英語の勉強を始めたのも、来院された患者さんが英語を話す方だったから、というのがきっかけです。
単純にその人に興味があり、会話したくて英語を勉強し始めました。
最初は恥ずかしさもありましたが、少しずつ会話できることと楽しくてどんどん英語学習にハマってしまい、2019年の4月から一年間ワーキングホリデービザでカナダに渡航することにまでなったのでした。
そんな経験を通してひとつ言えるのは、他言語を学ぶことはけして無駄にはならないということです。
世界でみると、英語を話す人の割合は他の言語と比べると圧倒的に多いです
日本で働くうえでは、英語はそこまで必要ではないというのがわたしの持論ですが、英語を話せることで知り合える人の数は圧倒的に増えると思っています。
上でも触れましたが、英語は世界共通語。
母国語が異なるもの同士がコミュニケーションをとるとなると、英語を使う機会が多くなります。
日本にいる外国人にだけ目を向けるのではなく、海外に目を向けたとき、英語が話せるということはあなたの可能性をかなり広げてくれるはず。
英語に興味があるのであれば、ぜひ学習を始めてみてください!
まとめ
今回の記事をまとめると、歯科衛生士として働くうえで英語は大して必要ないが、英語を話せることで世界と繋がれる、世界をより身近に感じることができる、ということでした。
また、英語を話せるようになれば、歯科衛生士としてではなく、他の職種で働ける可能性も出てきます。ひいてはキャリアアップにもつながります。
英語を勉強することは、あなたが今よりさらに成長できるということ。
どういう意図で勉強したいかを再度整理して、英語学習を進めましょう!