わたしがカナダから日本に帰国したのは、2019年のコロナ大流行のときでした。
カナダもロックダウンするという噂を聞き、とにかく日本への帰国を最優先にフライトチケットを購入してから、
ふと、気づいたことが。
銀行を閉めて帰れないということに気づいてから、焦って窓口に聞きに行ったり自分で情報を集めてみたりと大奮闘。
結果、なんとか日本からCIBCの口座を解約することができました。
というわけで今回は、わたしのようなうっかりさんへ向けて、
CIBCの口座から日本の口座への送金方法と、日本からCIBCの口座を解約する方法についてまとめてみました。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです!
Contents
日本からCIBCの口座を解約しよう!
口座解約前のチェック項目
まずは以下の項目をチェックしましょう!
- CIBCのカードを使って月払いしていたサービスの解約
- 給料が支払われる予定はないか
- クレジットカードのBalanceが0になっているか
- 口座のすべてのお金を日本の口座に送金したか
以上のチェックポイントを確認してから、口座解約に進みます。
出入金予定がないかを確認し、手持ちの金額が確定したら、CIBC口座内のお金を日本の口座へ移しましょう。
日本の口座への送金にトランスファーワイズを使用する
海外送金はほかにも方法がありますが、わたしは今回その手段は選びませんでした。理由はのちほど。
さて、ワーホリメーカーならどこかで聞いたことがあるであろう、トランスファーワイズ。
TransferWiseは、送金人が自国にあるTransferWiseの口座にお金を振り込み、その金額をTransferWiseが受取人の国の口座へと振り込む、国内送金を生かした仕組みになっています。
― TransferWise公式サイトより引用
通貨による世界の壁が取り払われるという、画期的なサービス。
トランスファーワイズが他社と比べて優れているのが、
- 手数料がかなり抑えられる
- 受け取るまでが早い
というところです。
トランスファーワイズは、とにかく安くて早い!
こちらの画像をご覧いただければ分かるように、トランスファーワイズを使用すると手数料が他社よりかなり安く抑えられます。
さらに、送金したお金が口座に支払われるまでの時間が他社に比べて早いことも特徴の一つ。
一般的な海外送金だと、返金して口座に支払うために仲介業者を通すことがあり、そのぶん手数料がかかり、受け取りが遅くなってしまうのです。
そんなあなたには、トランスファーワイズの使用をオススメします!
注意点として、互いの国に銀行口座を持っていないと使用できません。
そのため短期旅行では当然使えませんが、ワーホリや留学、海外赴任など、中長期で現地に滞在し、現地の口座を持っている人にとってはかなり便利。
もちろん、送金先は自分だけではなく、会社や友人に送金することも可能です。
送金口座の登録については、カナダの銀行の登録はその場で簡単にできます。
日本に帰国してからでも登録できますが、カナダにいてカナダ国内の通話Simカードをまだ解約していなければ、早めに登録しておくといいでしょう。
口座や身分証などの登録さえしてしまえば、あとはレートがよくなった時に手続きをするだけです。
少しでも為替レートがいいときに送金したいあなたへ
余談ですが、トランスファーワイズには、48時間以内の為替レート補償(Guaranteed rate)というものがあります。
為替レート補償とは、手続きに取り掛かった時点のレートを、一定期間キープしますよ、というもの。
例えば、48時間以内にレートが大きく変動し、80ドルから77ドルになったとしても、80ドルの時点で手続きに取り掛かっていれば80円のレートで取引してくれる、という機能です。
振込までしていなければ、キャンセルはカンタンに行えます。
今回はコロナの影響でレートが大きく変動したので、今後もしこんな事態が起こったら、この手を使ってもいいかもしれません(笑)。
このリンクからトランスファーワイズに登録すると、わたしからの紹介特典として、800CADまでの送金手数料が無料になります。
とりあえず試してみたい、安く送金したいという方はぜひ登録してみてください!
少しでもお役に立てているようで嬉しいです。ありがとうございます!
トランスファーワイズ以外にも海外送金は可能
ここまではトランスファーワイズを推してばかりでしたが、他の手段として業者に頼む、CIBCの口座から直接日本の口座にも送金する、という手段もあります。
業者に依頼した友人のケース
友人の中には、業者にお願いして手続きしてもらうという子もいました。
自分で手続きすると手間がかかるということと、コロナの影響でレートがかなり下がったので、回復したタイミングで業者に換金して送ってもらいたいから、という理由でした。
業者に頼むメリットは確かにその2つです。
ただし、業者に依頼すると手数料がどうしてもかかってしまいます。
さらに、長期で他人にお金を預けておくことに対して安心できるかという点も、人によっては気にするところでしょう。
CIBCから日本の口座に送金するケース
CIBCから日本の口座に送金することも可能です。実際に窓口で確認し、この紙を渡されました。
CIBCから日本の口座に送金する場合、Proton Mailに登録しアドレスを用意する必要があります。
銀行から直接送金する場合、他の銀行を仲介し、カナダドルを日本円に変えてから日本の口座に振り込むというシステムになるので、仲介手数料がかかってしまうのが惜しいところ。
仲介手数料は会社によって違うため、事前に詳細な金額は分からず、手数料が引かれた金額が振り込まれるようです。
さらに、CIBC側が提示するカナダドルー日本円のレートも、トランスファーワイズと比べると微妙な金額でした。
日本からCIBCの口座を解約する方法
解約前の最終チェック!
- CIBCのカードを使って月払いしていたサービスの解約
- 給料が支払われる予定はないか
- クレジットカードのBalanceが0になっているか
- 口座のすべてのお金を日本の口座に送金したか
無料でCIBCに電話するならSkypeを利用しよう!
解約方法について帰国前にCIBCの窓口に確認したところ、電話での解約をすすめられました。
一度試しにCIBCのカスタマーサービスに電話してみたところ、30分待ちとの自動音声が。
ただでさえ高い国際電話で、長時間通話を維持するのはお財布に大ダメージです。
それは、Skypeの国際通話サブスクリプションサービス。いわゆる、定額制サービスです。
北米プランはかけ放題で通常月850円かかります。
ただし*1ヵ月の無料期間があるので、今回わたしはそれを活用してCIBCへ電話することができました。(*2020年5月12日現在)
日本のキャリアで無料なところは見当たらなかったので、金額を抑えられるところは抑えたいと思っているのなら、ぜひ試してみてください。
ついに口座解約!CIBCに電話しよう
さて、すべての準備が整ったらCIBCに電話しましょう。
解約時に準備するものは、CIBCのクレジットカードとデビットカードです。
電話番号は、カナダ国外からかける場合(つまり日本からかける場合)は、*1-902-420-2422に電話しましょう。(*2020年5月現在)
カスタマーサービスの営業時間は以下の通りです。
- 月から金は現地時間の午前7時から正午12時まで
- 土日は現地時間の午前9時から午後6時まで
日本から電話する場合、日本時間の深夜にかけることになります。時差を考えて電話しましょう。
また、デビットとクレジットカードは同じ回線で解約できるので、クレジットカードを持っている人は総合案内(上記の電話番号)に電話すればOK。
片方を解約する際に、もう一つ解約したいんだけど…と伝えましょう。
そんなあなたに、わたしが聞かれたことを書いておきます!
- 口座番号
- 名前
- 有効期限(クレジットカードの場合)
- クレジットカードの種類
- 持っているDeposit Accountの種類(Checking・Savingなど)
- 今後口座を開設する可能性はあるか
多少書き漏れはあるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
最後に、営業日3日経つと口座が解約されます、と説明されました。
電話がつながったら、まず初めに口座を解約したい旨を伝えれば、エージェントもわかってくれるはずなので、どういう目的で電話したのかをしっかり伝えるようにしましょう。
まとめ
わたしが調べているときは情報がちらほらしかなく、本当に大丈夫なのかという不安でいっぱいだったので、この記事があなたのお役に立てたら光栄です。
また、2020年5月現在の状況であることをお忘れなく。
今後変わっていく可能性もあるので、心配な点はカスタマーサービスや窓口に実際に確認してくださいね。